昇降式の白板では投影面が安定しない教室に、超短焦点プロジェクターを天吊り設置。ホワイトボードを単体に交換し、黒板灯を移設して見やすい投影環境を実現しました。
施工前の課題

- 昇降式白板は映写面を固定できず、綺麗に投影できない。
- プロジェクター設置位置が既存の黒板灯と干渉するのではないかという懸念があった。
実施内容

- 昇降式白板を撤去し、単体のホワイトボードを設置。
- 超短焦点プロジェクターを壁掛けで設置・位置調整。
- プロジェクターと物理的に干渉する黒板灯を移設して投影領域を確保。
- 配線整理・投影調整(台形補正は実施せず、レンズ特性のデジタル補正のみ実施・パソコン(HDMI映像)の表示確認・タッチペンの位置補正)を実施。
写真について解説(豆知識)
実施内容の写真で見られる「白が虹色に分かれて見える」現象は、DLP(単板DMD)方式のプロジェクター特有の時間的な色再現の仕組みと、撮影したカメラの露光時間(シャッタースピード)が“かみ合わない”ことが原因です。 わかりやすくまとめます。
- 単板DLPプロジェクターは、赤・緑・青の色を同時に出すのではなく、カラーホイール(または色フィルタ)を高速回転させて「順番に」赤・緑・青の光を当て、短い時間ごとにそれぞれの色の映像を表示します。目には連続して見えるため、これらが合わさって白やフルカラーに見えます。(時間積分による色合成)
- カメラは「ある短い時間だけ」光を取り込むため、もしシャッタースピード(露光時間)がカラーホイールでの1色分のパルス時間より短いか、あるいは同程度だと、露光中に来ていた色だけが写り、その結果として画面の場所ごとに異なる色(虹のような縞)が写ってしまいます。これが写真のような「分光」現象です。
スマートホンなどで撮影する際の対策としては…
- 露光時間を長くする(目安:1/30秒〜数分の1秒くらいを試す)
- カメラを固定してブレを防ぐ(三脚・机に置く・タイマー)
- 明るすぎる場合はISOを下げるかNDフィルタ相当で光量を落とす
- スマホのマニュアル(プロ)モードやNightモード/Live Photoの「長時間合成」機能を使う
